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「共感した!」の声、続出!
青春♥美術予備校LOVE『セキララにキス』5巻発売記念
芥 文絵さん、スペシャルインタビュー!!

「共感した!」の声、続出!
青春 美術予備校LOVE『セキララにキス』5巻発売記念
芥 文絵さん、スペシャルインタビュー!!

恋、友情、夢と真っすぐに向き合う主人公の姿に
「共感した!」の声、続出♥の話題作『セキララにキス』
第5巻発売&初の応募者全員プレゼント企画決定を記念して
最新話の原稿がアップしたばかりだという、芥 文絵さんに直撃!
物語やキャラクターの誕生秘話はもちろん、
名シーンの裏側や今後の展開まで(!)、
少女マンガ好きライターのしのぶが根掘り葉掘り聞いちゃいました!!
(取材・文/デザート編集部)


セキララにキス
「セキララにキス」(5)
芥 文絵

お試し読み 作品紹介

(あらすじ)
みんなに好かれるため「仮面」をかぶって生きてきた
女子高生の千歳。ある日、痴漢から助けてくれた
男子高校生の樹にこれまで完璧だった仮面を
見抜かれてしまって…。

  キスだけじゃない…!? “セキララなきゅん”シーン満載!


――今回は『セキララにキス』5巻の発売を記念して、
最新刊の見どころはもちろん、作品ができるまでの裏話についても
いろいろと聞かせてください!
インタビューがはじまって早々恐縮ですが、芥先生、千歳に似てますね…!!
まるで『セキララにキス』から飛び出してきたような雰囲気の方で
いま私、とてもテンションがあがっています…!!!


芥:
あはは(笑) 描いていると似てくるんですかね?
対面でのインタビューははじめてなのでちょっと緊張していますが、
よろしくお願いします(笑)。


――こちらこそよろしくお願いします!
私は前作『みやたけミラクル』の時から芥先生のファンで、
新連載として『セキララにキス』が始まった頃から楽しく読ませていただいていました!
今日はいちファンとしていろいろ聞かせてください!
さっそくですが、タイトルにもある通り『セキララにキス』は、
キスからはじまるラブストーリー。
…ですが、最近はキスではないシーンにもドキドキが止まりません!


セキララにキス
左が1巻1話目の衝撃のキスシーン! 右は距離がどんどん縮まっていく2人を
描いた2巻8話目のシーン。
樹が千歳の頭をぐしゃぐしゃっとなでる様子、「おまえはまっすぐだなぁー…」
というセリフから、樹が千歳を愛おしく思っていることが伝わり、
直接的なラブシーンではないのに胸キュンです!


芥:
そういってもらえるとうれしいです!
連載がはじまってから、改めていろんな少女マンガを読んでみたのですが、
めちゃくちゃドキドキして「わーーー」ってなるシーンがたくさんあったんですよね。
で、それはどういうシーンかというと、キスや当たり前のハグでもなくて、
微妙な気持ちと身体の距離感の積み重ねで生まれている気がしていて。
その「わーーー」ってなる瞬間をどうしたら出せるかな、
というのはよく考えるようになりましたね。


――そうだったんですね。すごく納得です!
ちなみにお気に入りのシーンはありますか?


芥:
5巻で千歳がはじめて樹の家にいくシーンですかね。
ここは、樹がちゃんと自分の気持ちに素直になれた場面。
2人のなにげないやりとりや空気感、2人がうまくいってよかった…!
という安堵もあって、自分の中で特別な場面になっています。
親心かもしれません(笑)。


セキララにキス
千歳がはじめて樹の家に…! 樹がぬれた髪の毛を
乾かしてくれることに“ごほうび”と喜ぶ千歳がかわいい、
ほっこりシーン♥


――2人の間に流れる空気がやさしいシーンでしたよね。
では、言葉選びはどうでしょう? 個人的には3巻の帯にもなった
樹が千歳に「俺が 好きなんだ おまえを」というシーンが
ものすごく衝撃的で。樹にがっつり心を持っていかれました。
このフレーズはスムーズに出てきたものなのですか?


セキララにキス
「好きなんだ おまえを」という、樹の力強い告白に、
多くの読者が心を鷲掴みにされたはず…!!


芥:
すんなり出てきましたね。
私はもともとセリフを考えながらネーム(※原稿に入る前のマンガの設計図の
ようなもの)を作るタイプなので、いざ原稿を描くときに変えることはあまり
ないかもしれません。


――こんなセリフがさらりと出てきちゃう樹、やっぱりかっこいいです!!(笑)
でもそれは、先生の頭のなかでキャラクターたちが自由に動いている証拠ですよね。


芥:
最初の頃はそれぞれのキャラクターの思考や行動を作っていくのに
試行錯誤している部分もありましたが、1巻の終わりくらいからでしょうか。
それぞれのキャラクターに共感できる部分もどんどん増えて、
いまは描くのが本当に楽しいんです。


――ちなみに、この千歳のシーンがすごく好きなのですが、 ここはどうでしょう?

セキララにキス
表情を隠そうとする樹の手をそっとはがす千歳。
そこに現れた樹のなんともいえない照れた表情は、
芥先生も描くのが難しかったのだそう。


――照れ顔を隠そうとする樹の表情をあえて覗きにいく千歳。
単純に「このシーン、すごい!」と思いました。
これも描いていて、自然とキャラクターが動いたのでしょうか?


芥:
このシーンは以前に『おはよう、いばら姫』の森野萌先生からも
似たようなことを言われました。
「千歳、よくここで顔を見たよね。いままでの千歳だったら自信がなくて、
この手前で行動をやめていたんじゃない?」って!(笑)
でも、このシーンを描いていた時は、千歳の気持ちになったら
樹の顔を「見たい」と思うんじゃないかなと自然と筆が動きました。


――このあとのシーンも印象的ですよね。
樹の表情を自ら覗きにいきながら、照れ顔の樹を見て自分も照れちゃう千歳…。
このシーンの破壊力たるや! もう、キュンキュンの嵐でした。


  私生活で好きなのはM男子!?


――そんな千歳と樹という魅力的な2人の主人公は
そもそもどうやって生まれたんですか?


芥:
コミックスの3巻と4巻の巻末にも書いたことがあるんですけど、
実は当初、主人公の女の子はビジュアルも黒髪ショートで、
いまの千歳とは全く違う雰囲気でした。
お金がなくて学校に行けないとか、そういう環境的な壁を持っていて、
その壁を自らの力で乗り越えていく強い意志のある女の子をイメージしていたんです。
でも、キャラクターを作っていくなかで「私が描く女の子は『みやたけミラクル』の
主人公・十和子しかり、悩む姿が魅力的だ」という周囲の意見もあって。
自分のコンプレックスと向き合い、葛藤しながらも乗り越えていく
女の子像ができていきました。


――それが、いまの千歳なんですね。
千歳の“仮面”はどこから出てきたんですか?


セキララにキス
主人公に、「目に見えるコンプレックスをもたせよう」
というアイデアから誕生した、誰がどう見ても
かわいくて完璧な千歳の“仮面”。


芥:
主人公がもっているコンプレックスが、自分の中に抱え込んでいて見えない
ものよりも、目に見えているほうがおもしろいんじゃないかなと思って、
そこから“仮面”という設定がでてきました。


――確かに千歳の完璧な女の子像こそがコンプレックス、というのはインパクトが
あって冒頭数ページでぐっと引き込まれました! 一方、樹はどうでしょう?


芥:
そんな千歳の相手役となる男の子は、彼女とは正反対、
かつそんな彼女のコンプレックスをすぐに見抜いてしまうような
Sっけのある男の子がいいんじゃないかというところから、
いまの樹のキャラクターが作られていきました。


セキララにキス
誰も見破れなかった千歳の仮面を、いとも簡単に見抜く
Sっけのある男の子として樹のキャラクターは作られた。


――ちなみに、先生ご自身もS男子が好きですか?

芥:
実は…、S男子が好きじゃないんです!
私生活でも好きなのは、完全にM男子です(笑)。


――えー! それは意外でした!
樹が魅力的なので、すっかり先生の好みなのかと思っていました。


芥:
そもそもいじられるのが好きじゃなくて、私自身は他人をいじっている人を見ると、
「なんでそんなことするんだ!」なんて思っちゃうタイプ。
でも私が他人をいじるのは意外と好きなのかもしれません(笑)。
特に1巻の頃は、いま以上に樹が千歳に対して厳しかったと思うのですが、
きついセリフもけっこう楽しく作っていた覚えがあります。
あんまり厳しいときは担当さんから「もう少し優しくしよう」と言われたこともありますね(笑)。


――そうだったんですね!(笑)

芥:
連載がはじまった当初は、友人ともS男子といじわるな人の違いってなんだろうね、
という話をよくしていました。
1つ思うのは、ちゃんとSをやるには頭がよくなきゃダメだろうなということ。
他人に厳しくいるには、自分ができる前提じゃないと、
できないくせにただ吠えているだけの人になっちゃうので。
最終的に樹はSにあまりとらわれすぎず、厳しいけど認めるところは
ちゃんと認めてくれるキャラクターとして作っていきました。


  セキララにかわいい!! 千歳の泣き顔の秘密


――そんな樹に見せる千歳の印象的な表情が
2巻のカバーにもなっている「泣き顔」!
千歳の泣く姿に毎度きゅんとさせられたり、考えさせられたり…、
とにかく泣き顔に釘付けになってしまうのですが、これは意図されているのでしょうか?


芥:
最初、自分では千歳の泣き顔について特別意識をしていたわけではないんです。
ただ、2巻のカバーをどうするかという話がでたときにデザイナーさんから
泣き顔はどうかというアイデアがでたこと。
また、周囲の方からも「泣き顔がいい」というコメントが多かったんです。
それで千歳の魅力的な顔ってこういう顔なんだなと、
周りに気づかせてもらった感じはありますね。


――実際、5巻で樹が千歳に「おまえの泣き顔好き」というシーンがありますよね。
読んでいて「だよね、やっぱりそう思うよね!!」と、樹に激しく共感しました。


芥:
ありがたいです(笑)。
このシーンは、そういういろんな方の声を受けて樹も千歳の泣き顔が好きなんだと、
自然と描けた感じです。


――絵の魅力という部分でもう1つ伺いたかったのが、このシーン。

セキララにキス
右下をよーく見ていただくとわかる通り、
結之助のキャンバスのなかにはモデルをした千歳の姿が!
こうした「絵」のなかに描かれた「絵」にもこだわりが詰まっている。


――マンガの中のキャンバスに描かれたこの絵に気づいたとき、
一人でニヤニヤしちゃったんですよね(笑)。
それに、デッサンのタッチもリアルで、ここまで細かく描いているんだ!と、 驚きもありました。


芥:
あぁ、このシーンですね!
この場面はデッサンのシーンなので、確かに鉛筆風に仕上げています(笑)。
このシーンをキーホルダーにして送ってくださった読者の方もいたんですよ!
みなさん細かく見てくださっているんですね。
『セキララにキス』は美術の話だから、絵のなかに絵がでてきます。
それをどこまで細かく描くのか、マンガのなかで「うまい絵」をどう表現するのか…
そういう部分は毎回けっこう悩んでいます。


――このシーンに気づいたとき、背景の小さな絵や作品の一つ一つまで
見るのが改めて楽しみになりました。


芥:
学生時代の友人で、芸術家になった子たちも多いので、
実際の作品をマンガ内でそのまま使わせてもらったこともあります。
ぜひ、細部までみていただけたらうれしいです。


セキララにキス
千歳たちがトリエンナーレを訪ねるシーンの背景には、
さまざまなアート作品が描かれている。
そのなかには先生のご友人をはじめ、活躍中の芸術家の方の作品も!


  リアルの秘密は実体験と徹底取材!


――本当、『セキララにキス』は細部まで描写が細かくてリアルですが、
舞台はもちろん美術予備校。芥先生も美術予備校ご出身なんですよね?


芥:
はい、そうなんです。 私自身も美大を目指して高校に通いながら美術予備校に通っていたのですが、
そこでいろんな人と出会って「こういう生き方もあるんだ」と知ったことで
世界がぐっと広がったんですよね。
学生の頃って、「学校」という場所しか知らないと、
そこがまるで世界のすべてのように思うことがあるんじゃないかなと思うんです。


セキララにキス
「美術」という好きなことをきっかけに仲間を作り、
前へ前へと進んでいく千歳の姿から、勇気をもらった
という読者も多いのでは。


――それ、すごくわかります! 特に中学生から高校生にかけてって、
私はまさに学校が自分の世界そのものでした。


芥:
でも、そこから一歩踏み出しただけで自分が知っていたのとはまったく違う世界がある、
ということを描きたいと思って美術予備校を舞台にすることを決めました。
この「学校以外の世界」というのは、バイトでもなんでもいいと思うんです。
ただ、「学校」で正しいと思われていることに自分がハマれなくても、
「学校以外の世界」で自分らしく生きている人はたくさんいる。
そういう世界を描くことで、たとえばいまを息苦しいと思っている人の世界が
少しでも変わったらいいなと思っています。


――実際に美術予備校や美大、作家さんのアトリエなどの取材もされていますが、
取材が生きているのはどんなシーンですか?


芥:
たとえば樹が進路に悩むところなんかがそうですね。
学生の方々に「なぜ芸大を選んだのか」と聞くなかで、
デザインには関わりたいけど、なにに進むかまでは具体的に決められなくて、
まずは私大よりもデザインに関われる選択肢の多い芸大に進んだという話を聞いたんです。
それはまさに樹が進路を模索するシーンに生かしています。
特に進路や専攻は私が学生の頃とは変わっていることもあると思うので、
いまがどうなのかを取材して、作品に盛り込んでいますね。


――なるほど。作品がリアルなのは、そういった綿密な取材によるものなんですね。
取材した内容は、作画にも生きていますか?


芥:
そうですね。たとえば、5巻に出てくるアトリエは実際に
取材をさせていただいた場所がベースになっています。
そうそう、そのなかで千歳たちがアトリエでマシュマロを食べるシーンが
あると思うのですが、これも取材時にいきなり「マシュマロ焼く?」って言われた
エピソードからできたシーンです。とっても楽しかったですね(笑)。


  最新5巻は、三角関係の行方から目が離せない――!


――そんな千歳たちの進路にも大きな変化を予感させる最新5巻ですが…
千歳、樹、結之助の三角関係もいよいよ加速!!
ある決定的なシーンで終わりますが、改めて5巻の見どころはどこになりますか?


芥:
2つあります。1つは三角関係の行方。特に結之助のがんばり…でしょうか。
正直なところ、千歳は樹からは揺らがないと思うんです。
でも、そこで結之助がどうでるかを見てほしいですね。


――最初、結之助が登場した時は樹とは対照的に天真爛漫で、
もっと器用な人なんだと思っていました。


芥:
そうですよね。でも、実は不器用なんですよね。
彼自身も弟にコンプレックスを持っていたり…。
結之助を描く時は、彼こそが”千歳の相手役なんだ”というテンションで
描くようにしています。
というのも、最初から樹の「ライバル」という目線で描いていると、
対等に戦えない気がしていて。 それから見どころの2つめは、進路を決めた千歳や樹たちが受験にむけて
どう進んでいくのか、ですね。
『セキララにキス』では、それぞれのキャラクターが自分の道を自分で決めて、
お互いに影響し合いながら進んでいくところを丁寧に描いていきたいと思っています。


――まさに「青春」ですね! これからの展開、ますます楽しみになりました!!
では…お決まりではありますが、読者の方へのメッセージをお願いします!


芥:
みなさん、細かい描写まで見て感想を送ってくださっていて、
自分でも気づかなかった作品の魅力を知るきっかけをもらっています。
本当にありがとうございます!
将来を模索しながらも前進していく千歳や樹たちを、
これからもぜひ温かく見守っていただけたら嬉しいです。


――読者のみなさんに朗報です!
3月24日発売の『デザート』5月号では、『セキララにキス』が表紙&巻頭、
5巻の続きから読めるうえに、なんとコミックスとの連動で全プレもあるんですよね!


芥:
はい、そうなんです。初の全プレなので楽しみです。
そして、5巻ラストのあのシーンの続きがどういう展開になるのか… ぜひ楽しみにしていてください!


――今日は長時間ありがとうござました!
『セキララにキス』の最新5巻は絶賛発売中です!
そして、3月24日発売の『デザート』5月号との連動で
ポストカードセットがもれなくもらえる応募者全員プレゼントも実施中!
今後も『セキララにキス』から目が離せません!!


セキララにキス
「セキララにキス」(5)
芥 文絵


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