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もう私たちには壁が……ないっ!?
俺様幼なじみと山あり谷あり壁ドンあり♥ラブストーリー5巻発売記念!
築島治さんスペシャルインタビュー!

もう私たちには壁が……ないっ!?
俺様幼なじみと山あり谷あり壁ドンありラブストーリー5巻発売記念!
築島治さんスペシャルインタビュー!

※このインタビューはコミックス5巻のネタバレを含みますので、
未読の方はご注意ください!(雑誌派の方は大丈夫!)


俺様幼なじみとの山あり谷あり壁ドンありのラブストーリーを描いた
『私たちには壁がある。』
ついに5巻では真琴と怜太の「幼なじみの壁」も決壊し、
いよいよ恋人同士になったふたりのセカンドシーズンも開始♥
そんな5巻発売を記念して、担当Y本が築島さんにインタビュー!
私たちにはココだけの話もある。ぜひお楽しみください!
(取材・文/担当Y本)
  5巻の見どころは?


「私たちには壁がある。」(5)
「私たちには壁がある。」(5)
築島治

お試し読み 作品紹介

――「私たちには壁がある。」いよいよ5巻が6/13発売です!
今回は5巻発売記念ということで、
読者の方に「壁」のいままでの秘話やこれからの予定などを
お伝えできたらと思っています。よろしくお願いします。


『私たちには壁がある。』
怜太の衝撃的な第一声にドライな真琴の反応。
ここから「わた壁」の全ては始まりました。


築島:
はい、以前デイリーポータルZさんで
新しい壁ドンを考えてもらう特集(http://portal.nifty.com/kiji/141203165763_1.htm)を
してもらったとき以来なので、
こういうインタビューは久々で緊張ですが、どうぞよろしくお願いします。


――まずはついに5巻まできたので、
築島さん的に5巻の「ここを見てほしい!」みたいな
見どころやおすすめシーンなどの紹介をお願いできますか。


築島:
そうですね……。振り返るとこの5巻は「考えるな、感じろ」
精神で毎回お話を考えていた気がします。
理性や突っ込みどころはおいといて、ひたすら読んでくれた女性に
ときめいてほしいなと思って描いていました。


――この巻でいよいよ怜太と真琴の2人がちゃんと付き合うことに
なりましたもんね。今までの「なんちゃって彼氏彼女」とはちがう、
恋人としてのステージに進んでいく2人のドキドキ
をぜひ見て楽しんでほしいものです。


築島:
はい! 二人の距離がこの巻で50センチから0センチまで縮まるので、
その変化をまず見てほしいなと思います。


――(1巻のコミックス見ながら)1話での初壁ドンと、5巻の23話の
キス回を比べると、本当に文字通り50センチがゼロに縮まりましたね。
よくここまで来れたなぁと感無量です……(じーん)。


『私たちには壁がある。』
『私たちには壁がある。』

1話では物理的にも精神的にも開いていた距離が、ついにゼロまで♥
追い詰めるような1話の壁ドンに対して、23話の壁ドンは包み込むような雰囲気なのも、
ふたりの関係性の変化を感じます。


築島:
(笑)。あと、見どころというと怜太が攻めます(笑)!
今までの「お馬鹿っぽい男の子」から一歩進んで、
違う意味で「男の子」の顔を見せられたと思っています。
それが読んでくれた方にも伝わるといいな、と。
怜太の照れ顔と焦燥顏から、男の子という生物はどんなに
好きな女の子にふれたくて焦って我慢しているのか……

という点も女子の皆さんに楽しんでもらえるとうれしいです。


『私たちには壁がある。』
1巻の「男の子」らしさと5巻の「男の子」らしさ。
どちらもドキドキするような表情ですが、5巻ではグッと大人っぽい顔に。


――個人的なオススメは21話の教室での怜太の
「耳元からかわいい攻め」でしょうか。
このあたり、真琴が女子としても変化しててかわいく見えました。


『私たちには壁がある。』
ふたりの想いが通じ合うこのシーン。
直接的にはどこにも触れていないのに、心が限界まで触れていてドキドキ!


築島:
ありがとうございます。そこ私も気に入ってます。
21話ではようやく2人の心を結びつけられたなと思ったので、
個人的にも思い入れの強い場面です。
この5巻は、絵でときめいてほしいところと、内容的にときめいて
ほしいところがほぼ一致した巻にできたかなと思います。


――たしかに、3巻くらいまではキービジュアルになるような
目を引く絵がたくさんほしくて、とりあえず
「担当による1話1壁ドンのお題」を昇華していってもらいましたね。


『私たちには壁がある。』
担当によるネタイラストの一部を初公開!
この内いくつが作中で使われたか、みなさんはわかるでしょうか?(笑)


3巻後半あたりからはだいぶネタに窮した思い出がありました……が、
5巻ではさりげなく壁を使った色気あるシーンをどんどん描いて
もらえたなぁとびっくりしてます。
壁ドンとか関係なくやってるというか(笑)。


築島:
二人の気持ちが近づいた分、これまでのネタ的に壁ドンを描いてたものから、
しっとりしたものが多く描けて楽しかったです。
やっぱり男女の気持ちが大きく動いて寄り添える瞬間はいいですね。
今後も一枚ずつ2人の薄い壁がはがされていく感じに注目してほしいです。


――薄い壁(笑)。
  タイプの真逆な男2人について


――ちなみにですけど、これまでの築島さんの推しシーンはどれでしょう?

築島:
カーディガンの安孫子のシーンと、怜太のウルトラCですかね。


『私たちには壁がある。』
安孫子のカーディガンドンは2巻に、怜太のウルトラCは3巻に収録♥

――安孫子の初期(壁)ドンですね。懐かしい。
安孫子との三角関係も5巻でようやく決着がつきました。
安孫子もなかなか始めは動いてくれず、難しい男キャラでしたね(苦笑)。


築島:
そうですね。安孫子は怜太と違って自分から動きだすようなキャラクターでは
ないので、なにか印象に残るイベントが欲しくて真琴とのハプニングを
その都度用意した思い出が……事故チューとか胸チラとか(笑)。
今思えば安孫子は少年誌のラブコメの主人公みたいな男子に
描いてたかもしれないです(笑)。


――なんと(笑)。真琴への好意を意識しだしてからは、
自分から動き出す男に変化してたかな、と思うんですが。


築島:
ありがとうございます。そもそも、「かわいいね」と真琴について
何気なく言った安孫子の一言がきっかけで、怜太が真琴を意識しだした……
という風に1巻ラストで描いてたつもりなんです。
怜太も相手が安孫子だからこそきっと焦ったわけで。
正反対というか、お互いに認め合ってるところがある
という風にこの2人が読者の方に見えてたら作者としては嬉しい限りです。


――5巻のクリスマス回でも、けなしあいながらお互いを褒め称えて
いましたね(笑)。
全く違うタイプの男子二人なのに面白いなぁと思います。
ちなみに、築島さんの好きなタイプというのは?


築島:
かわいい男の子です(キリッ)。
「壁」でいうと、私が残念なイケメンが好きなので、メインは怜太になりました……。
やはり真正面から来てくれる男の子が好きですね。


――かわいいっていうのは具体的に?

築島:
中身のかわいさも大事なんですけど、外見とのギャップがちゃんと
あるかどうか
というところでしょうか。
外見でのかわいらしさがありつつも、どこかで女子に危機感を感じさせて
くれる男…が描きたいし、描けてたらいいなとはいつも思ってます。


『私たちには壁がある。』
真琴への気持ちを自覚してからの怜太は、
グッと危機感覚える「男らしさ」を感じさせるように。


――そういえば築島さんの名言ありましたね。
「かわいいだけの男は雑草と一緒ですよ」
って。


築島:
そうです! 男の「かわいい」だけを求めてたら、それはゆくゆくは
母性愛に行きついてしまうと思うから、少なくとも私の
漫画では読んだ方が物足りないだろうなと。
そういう作風ももちろん良いと思うんですけど、自分の描く
少女漫画においては、やはり危うさみたいなものは
メインのヒーローに欲しいなと思って描いています。


――なるほど。ちょっと話変わって、この話のメインキャラというとやはり
真琴と怜太ですが、この2人の関係性はどういう経緯で生まれたのでしょうか?


築島:
ずっと「近い距離の2人」への憧れみたいなものが私にあって。
幼なじみを描こうと思ったのはいろいろ理由があるんですが、
思い返すとそもそも真琴と自分の境遇にちょっと共通点があったからですかね。
子供のころ、近所に2つくらい年上の仲良かった男の子がいたんですけど、
4~5歳くらいのときに私が引越しちゃったんです。
だから余計に、「もしわたしがそこに住み続けてたら……」
という憧れがあって、その延長線から、このお話を膨らませた感じです。


――その子が引っ越しちゃって惜しかったような、漫画に今つながって
良かったような……(笑)。
ちなみに一番築島さんの恋愛観を反映してるようなのって誰ですか?


築島:
うーん、そういわれると難しいのですが、自分の価値観に近いのは怜太かも?
真琴に一番真剣にとりくんだつもりではあるのですが。


――怜太の価値観は常にポジティブでまっすぐですが、
築島さんも作品の打合せで「これでは読者がときめいてくれない…」と
悩む局面があっても、けっこう切り替え早く「じゃあこうしようか」と
新しい提案してくれたりしますよね。
たしかにそういうところは似てるかもしれません(笑)。

  ときめきを描きたい


――ではここで、築島さんの「ときめき」論についても
語ってもらってよいでしょうか。
デビュー時からずっと「ときめきを描きたい」とこだわってきてますよね。


築島:
了解です。
「ときめき」とは肉体の触れあいあってこそ宿るものです。
でもそこには身体だけではだめで、気持ちが触れ合うなにかも絶対に
必要だと考えてます。


――たしかにこのあたり、性的にも精神的にも2人が交差する感じ
出せたのではないかと思います。
妙になまめかしいというか。ドキドキするページでした。


『私たちには壁がある。』
『私たちには壁がある。』

絵としてドキドキするようななまめかしさがあると同時に、
ふたりの気持ちが触れ合う「ときめき回」でした。


築島:
私が男の子を描くうえで大事にしてるのが「半生感(はんなまかん)」です。
絵的には男子も女子も「絵から肉体の生っぽさがほどよく感じられる」こと。
生っぽさというか、つやっぽさかな…?
単に「絵」で終わらせたくなくて、読んだ人の身体にドキドキや
むずむずさせる何かを生まれさせるようなものをずっと描きたくて、
デビュー時からもがき続けてるような感じです。


――ちなみにとくにこだわるのはどこですか?

築島:
パーツで言うなら、男は二の腕、手。女は太ももにそれが現れると
いいなとおもって描いてます。
直接的じゃないパーツにこそこだわりたいというか。


――確かに、真琴の太ももには執念を感じることがあります(笑)。

『私たちには壁がある。』
太ももや首筋など、ここでの半生感にも注目してほしいです!

さて、まだ6巻でもひと波乱ある予定ですが、
ふたりが両想いになったことで、描かれる壁ドンのバリエーションも
増えたかと思います。
そこでここから物理的に描きたい壁ドンはありますか?


築島:
まだまだありますよ! 以前は1話1壁(ドン)縛りにヒイコラ言っていましたが、
両想いになってからはまた違う壁ドンを描きたい欲が湧いてます。
今は真琴をうしろから抱きしめながらも我慢する怜太の「我慢壁ドン」
描きたいですかね。


――両想いゆえの我慢の壁ドンですか、それはなんだか凄そうですね(笑)。
では最後に読者の方に一言いただけますか。


築島:
これからもなまめかしいときめきをお届けできるように
がんばります!

そして両想いになった2人がどうなっていくか、ラストまで見届けて
もらえれば嬉しいです。


――ありがとうございました!
両想いになったふたりのセカンドシーズンがてんこもり♥
『私たちには壁がある。』最新5巻は6月13日発売、
さらに5巻と連動の築島さん初の応募者全員プレゼント企画が
6月24日発売の「デザート」8月号で始まります!

ぜひぜひご応募ください!

これからもどうぞ応援よろしくお願いいたします!


「私たちには壁がある。」(5)
「私たちには壁がある。」(5)
築島治

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