累計60万部突破!!
『春待つ僕ら』大ヒット御礼&最新4巻発売記念!!
あなしんさんスペシャルインタビュー!!!
お待たせしました! 大ヒット中の『春待つ僕ら』最新第4巻が2月12日(金)
に発売になります! それを記念して、作者のあなしんさんにインタビュー!
なんと、あなしんさんのインタビューはこれが初めて。今までやってなくて
すみませんでした。貴重な初インタビュー、ぜひ読んでくださいね!
(インタビュー&文/編集長兼担当しーげる)
「春待つ僕ら」(4)
あなしん
――初めてのインタビューということで、今日は緊張されてるかもしれませんが、
どうぞよろしくお願いします!
あなしん:
全然うまく喋れる気がしないんですけど、大丈夫でしょうか?
でも、頑張ります。
――普段通り話していただければ全然大丈夫ですよ。気楽にお願いします!
いよいよ『春待つ僕ら』最新第4巻が発売になりますね。これでカバーも
四天王全員勢ぞろいになりますが、4巻の見どころはどんなところでしょう?
あなしん:
見どころと言ってよいのか分からないですけど、バスケの試合を結構頑張って
描いたので、試合…でしょうか。初めて試合をちゃんと描いたので、カッコよ
く描きたいけど、変にカッコつけててもダメなのでバランスが難しくて。それ
でも、みんなをカッコよく見せるにはどうするか考えながら、頑張って描いた
つもりです。
――カッコよかったですよ! 取材で何十試合も観た成果も出てました!
あなしん:
読者の方にもそう思っていただけるといいんですが…。あと、4巻は全編通し
てこれまでと違う雰囲気の巻なのと、試合に始まって初夏休みの遊園地デート
まで色々入って盛りだくさんな巻になったと思うので、色々楽しんで読んでも
らえたら嬉しいです。
――確かに、シリアスからワイワイ楽しくまで、変化の多い巻になりましたね。
4巻は、この起伏の豊かさを堪能してほしいです。
――ところで長期連載も初めてですよね。4巻まで来て、連載始めた頃と何か
心境の変化ってありますか?
あなしん:
最初は色々なんでも出来たけれど、4巻まで来るとキャラクターも定まって
きたり、読者の方にもイメージが出来上がってきたりで、キャラを動かすのが
難しくなってきたなと思います。でも、挑戦的な部分だったり、最初の頃のよさを
なくさないようにしたいなとは、いつも思ってます。
――遡って、連載始めた最初の頃はどんなことを考えてました?
あなしん:
前作の『ヒレントリップ』が暗いところ、シリアスなところが多かったので、
今回はとにかく明るく楽しい気持ちに! 自分もそういう気持ちになって描
いて、読んでくれる方にも明るく楽しくなっていただけたらと思ってました。
あと、『ヒレントリップ』のよさや反省は活かしたいと思っていたので、色々
研究したり意見を聞いたりしましたね。
――その甲斐あってか『春待つ僕ら』は、みんながワイワイ楽しんでるシーン
が印象的な連載になってますよね。見てるだけで楽しい、ってすごいことだと
思います。
――それからここまで連載してきてる中で、どんなことを心がけたりしてるん
でしょうか?
あなしん:
設定的に「王道」と言われることが多いですけど、その中でも自分らしさを出
せるようにと心がけてます。絵でもキャラクターでも笑いでも。特に「笑い」
は自分がやってきた環境が出ると思うので頑張りたいと思ってます。とはいえ、
「カッコいい」とか言っていただけたら、それも外さないようにとも思います。
案外、人から褒めてもらえた部分こそ、自分らしさだったり自分の長所だった
りすると思うので。
――なるほど。では、あなしんさんの長所の一つでもありますが『春待つ僕ら』
には魅力的なキャラクターがたくさん出てきます。その中でお気に入りのキャ
ラをあえて決めると誰でしょうか?
あなしん:
レイナちゃんと竜二です。
――即答だ(笑)。コメディメーカーの2人なんですね。
あなしん:
そうですね。この2人は自分らしさを出しやすいし、キャラも作りやすいんで。
この2人がいるから、他の作品とは違う部分、笑える部分を作りやすくて助か
ってます(笑)。
――では、お気に入りのシーンは?
あなしん:
永久が寝ぼけててドアにぶつかるシーンと、2巻のみんなでバスケしてる時に
美月が永久にボールをぶつけるシーンです。いつもカッコいいキャラがあんな
風になってるのが好きで…(笑)。
――そこ、僕もすっごい好き! 間が抜群過ぎて何回読んでも笑ってしまう。
あなしん:
本当ですか? 嬉しいです。私もここは描きながら笑ってました。特に、バス
ケのボールが当たった後のみんな笑ってるところは好きで。でもそこは、あま
り人に言ってもらえないんですけどね。
――後ろのダンクのインパクトがありすぎるからですよ、きっと。あ、あと僕は
4巻のタオルを返すくだりも好きです。ああいう、ちょっとしたズレが本当に
うまいなあと思う。ちなみに、描いてて一番楽しい時ってどんな時です?
あなしん:
エピソードがパズルみたいにうまくつながった時です。プロットでつながる時
もあれば、ネームでつながる時もあるんですが…とにかく、乗ってるってこと
なんですかね。1話でそれが何回もあると出来もよい気がします。
――逆に描いてて大変だった時は?
あなしん:
登場人物が多いのでそもそも作画は大変なんですけど、みんなをカッコよくと
思うとなかなか終わらないのが大変ですね。試合も慣れてないせいかもしれま
せんが、苦労しました。でもいつまで経っても大変なのはキュンキュンしてほ
しいシーンです。掛け合いは描きやすいんですけど、ゆっくりしたいい雰囲気
のシーンは特に難しいです。
――そうとは思えないほどすごくうまく見えるのに。
あなしん:
そう感じさせないように絵を頑張ったりしてます。なんとか。
――わああ、そうだよね。うん。そういう思いがちゃんと伝わるんだろうな。
毎回ありがとうございます。これからもキュンキュンシーン、まだまだ描いて
くださいね。
あなしん:
はい。もちろん(笑)。
――ところで、ちょっと話は変わるけど、あなしんさん自身もバスケ部だった
ということで。自分の経験を活かしてるところってありますか?
あなしん:
自分の学校は弱小だったのであまり役に立ってないですけど。遠征とかに行っ
て強い学校の男の子や女の子を見た時に「わーーっ」とワクワクする感じがし
たのはよく覚えていて、『春待つ僕ら』に出てくる男の子たちを見てる子たち
の気持ちは分かるかなと思ってます。あと、試合の緊張感とかはイメージしや
すいのかもしれません。
――バスケ以外の部分で、自分の経験や取材を活かしてるものはあります?
あなしん:
こういう設定の作品を描きたいと思ったのは、きっかけがあって。野球部のマ
ネージャーをやってた友達がいるんですけど。その子が卒業してからも部員た
ちといい友情を築いていて、特別な仲のよさで。ただの友達でもなく、恋愛で
もなく、本当に特別な絆を感じる関係で。たまに集まりに呼んでもらったりし
てたんですけど、いいなあと思って。きっといろんなことを一緒に乗り越えて
きたんだろうなと思えて、キラキラ見えてとても羨ましかったんです。
――そういう関係、すごく素敵ですよね。
あなしん:
永久とあやちゃんって、美月についてもバスケについてもライバル関係になっ
てて、永久もまだまだこれから色々と乗り越えなきゃいけないし…。バスケだ
と他の3人も含めてサポートし合わないといけないし。恋になると3人がメイ
ンだけど、これから瑠衣や恭介もからんできて何かあるだろうし…。まだ言え
ない部分が多いですけど、みんながみんな関係して、より深くなっていければ
なと…。
――うんうん。
あなしん:
それぞれの乗り越えなきゃいけないこと、成長しなきゃいけないことがあると
して、恋愛もそうだけどそういうことを通して、特別な仲に育っていってほし
いし、描いていけたらなと思います。今までも仲良くしてるけど、もっと深い
ところでみんなが繋がれるように、深めていきたいです。
――おおお。すごい楽しみです。ぜひ、そこまで描ききってほしい!
あなしん:
頑張ります。
――最後に。4巻も描き下ろしたっぷりで、デザート4月号と連動の応募者全
員プレゼント用の描き下ろしもしてくれて、色々本当にありがとうございます。
あなしん:
いえいえ、こちらこそです。私は絵を描くのが好きなので、自分の絵をグッズ
にしてもらえるのはすごく嬉しいです。小さい頃、付録とかあるの嬉しかった
ので、自分の絵をポストカードや缶バッジにしてもらえるなんて、むしろ感激
してます。読者の方にも喜んでいただけたら嬉しいです。
――ではでは、そんな読者の皆さんにメッセージを。
あなしん:
読んでくださる方がいるからこそ、漫画を描けているので本当に感謝してます。
私は特に自分の作品に自信がない方なので、「感動しました」とか言っていた
だけると、もっと描こうと思えて頑張れます。これからも頑張りますので、応
援してください。よろしくお願いします!
――今日は、どうもありがとうございました!
『春待つ僕ら』4巻は2月12日(金)発売です。皆さんぜひ読んでください!
これからも応援よろしくお願いします!!
「春待つ僕ら」(4)
あなしん
『春待つ僕ら』大ヒット御礼&最新4巻発売記念!!
あなしんさんスペシャルインタビュー!!!
お待たせしました! 大ヒット中の『春待つ僕ら』最新第4巻が2月12日(金)
に発売になります! それを記念して、作者のあなしんさんにインタビュー!
なんと、あなしんさんのインタビューはこれが初めて。今までやってなくて
すみませんでした。貴重な初インタビュー、ぜひ読んでくださいね!
(インタビュー&文/編集長兼担当しーげる)
「春待つ僕ら」(4)
あなしん
――初めてのインタビューということで、今日は緊張されてるかもしれませんが、
どうぞよろしくお願いします!
あなしん:
全然うまく喋れる気がしないんですけど、大丈夫でしょうか?
でも、頑張ります。
――普段通り話していただければ全然大丈夫ですよ。気楽にお願いします!
いよいよ『春待つ僕ら』最新第4巻が発売になりますね。これでカバーも
四天王全員勢ぞろいになりますが、4巻の見どころはどんなところでしょう?
あなしん:
見どころと言ってよいのか分からないですけど、バスケの試合を結構頑張って
描いたので、試合…でしょうか。初めて試合をちゃんと描いたので、カッコよ
く描きたいけど、変にカッコつけててもダメなのでバランスが難しくて。それ
でも、みんなをカッコよく見せるにはどうするか考えながら、頑張って描いた
つもりです。
――カッコよかったですよ! 取材で何十試合も観た成果も出てました!
あなしん:
読者の方にもそう思っていただけるといいんですが…。あと、4巻は全編通し
てこれまでと違う雰囲気の巻なのと、試合に始まって初夏休みの遊園地デート
まで色々入って盛りだくさんな巻になったと思うので、色々楽しんで読んでも
らえたら嬉しいです。
――確かに、シリアスからワイワイ楽しくまで、変化の多い巻になりましたね。
4巻は、この起伏の豊かさを堪能してほしいです。
――ところで長期連載も初めてですよね。4巻まで来て、連載始めた頃と何か
心境の変化ってありますか?
あなしん:
最初は色々なんでも出来たけれど、4巻まで来るとキャラクターも定まって
きたり、読者の方にもイメージが出来上がってきたりで、キャラを動かすのが
難しくなってきたなと思います。でも、挑戦的な部分だったり、最初の頃のよさを
なくさないようにしたいなとは、いつも思ってます。
――遡って、連載始めた最初の頃はどんなことを考えてました?
あなしん:
前作の『ヒレントリップ』が暗いところ、シリアスなところが多かったので、
今回はとにかく明るく楽しい気持ちに! 自分もそういう気持ちになって描
いて、読んでくれる方にも明るく楽しくなっていただけたらと思ってました。
あと、『ヒレントリップ』のよさや反省は活かしたいと思っていたので、色々
研究したり意見を聞いたりしましたね。
――その甲斐あってか『春待つ僕ら』は、みんながワイワイ楽しんでるシーン
が印象的な連載になってますよね。見てるだけで楽しい、ってすごいことだと
思います。
――それからここまで連載してきてる中で、どんなことを心がけたりしてるん
でしょうか?
あなしん:
設定的に「王道」と言われることが多いですけど、その中でも自分らしさを出
せるようにと心がけてます。絵でもキャラクターでも笑いでも。特に「笑い」
は自分がやってきた環境が出ると思うので頑張りたいと思ってます。とはいえ、
「カッコいい」とか言っていただけたら、それも外さないようにとも思います。
案外、人から褒めてもらえた部分こそ、自分らしさだったり自分の長所だった
りすると思うので。
――なるほど。では、あなしんさんの長所の一つでもありますが『春待つ僕ら』
には魅力的なキャラクターがたくさん出てきます。その中でお気に入りのキャ
ラをあえて決めると誰でしょうか?
あなしん:
レイナちゃんと竜二です。
――即答だ(笑)。コメディメーカーの2人なんですね。
あなしん:
そうですね。この2人は自分らしさを出しやすいし、キャラも作りやすいんで。
この2人がいるから、他の作品とは違う部分、笑える部分を作りやすくて助か
ってます(笑)。
――では、お気に入りのシーンは?
あなしん:
永久が寝ぼけててドアにぶつかるシーンと、2巻のみんなでバスケしてる時に
美月が永久にボールをぶつけるシーンです。いつもカッコいいキャラがあんな
風になってるのが好きで…(笑)。
――そこ、僕もすっごい好き! 間が抜群過ぎて何回読んでも笑ってしまう。
あなしん:
本当ですか? 嬉しいです。私もここは描きながら笑ってました。特に、バス
ケのボールが当たった後のみんな笑ってるところは好きで。でもそこは、あま
り人に言ってもらえないんですけどね。
――後ろのダンクのインパクトがありすぎるからですよ、きっと。あ、あと僕は
4巻のタオルを返すくだりも好きです。ああいう、ちょっとしたズレが本当に
うまいなあと思う。ちなみに、描いてて一番楽しい時ってどんな時です?
あなしん:
エピソードがパズルみたいにうまくつながった時です。プロットでつながる時
もあれば、ネームでつながる時もあるんですが…とにかく、乗ってるってこと
なんですかね。1話でそれが何回もあると出来もよい気がします。
――逆に描いてて大変だった時は?
あなしん:
登場人物が多いのでそもそも作画は大変なんですけど、みんなをカッコよくと
思うとなかなか終わらないのが大変ですね。試合も慣れてないせいかもしれま
せんが、苦労しました。でもいつまで経っても大変なのはキュンキュンしてほ
しいシーンです。掛け合いは描きやすいんですけど、ゆっくりしたいい雰囲気
のシーンは特に難しいです。
――そうとは思えないほどすごくうまく見えるのに。
あなしん:
そう感じさせないように絵を頑張ったりしてます。なんとか。
――わああ、そうだよね。うん。そういう思いがちゃんと伝わるんだろうな。
毎回ありがとうございます。これからもキュンキュンシーン、まだまだ描いて
くださいね。
あなしん:
はい。もちろん(笑)。
――ところで、ちょっと話は変わるけど、あなしんさん自身もバスケ部だった
ということで。自分の経験を活かしてるところってありますか?
あなしん:
自分の学校は弱小だったのであまり役に立ってないですけど。遠征とかに行っ
て強い学校の男の子や女の子を見た時に「わーーっ」とワクワクする感じがし
たのはよく覚えていて、『春待つ僕ら』に出てくる男の子たちを見てる子たち
の気持ちは分かるかなと思ってます。あと、試合の緊張感とかはイメージしや
すいのかもしれません。
――バスケ以外の部分で、自分の経験や取材を活かしてるものはあります?
あなしん:
こういう設定の作品を描きたいと思ったのは、きっかけがあって。野球部のマ
ネージャーをやってた友達がいるんですけど。その子が卒業してからも部員た
ちといい友情を築いていて、特別な仲のよさで。ただの友達でもなく、恋愛で
もなく、本当に特別な絆を感じる関係で。たまに集まりに呼んでもらったりし
てたんですけど、いいなあと思って。きっといろんなことを一緒に乗り越えて
きたんだろうなと思えて、キラキラ見えてとても羨ましかったんです。
――そういう関係、すごく素敵ですよね。
あなしん:
永久とあやちゃんって、美月についてもバスケについてもライバル関係になっ
てて、永久もまだまだこれから色々と乗り越えなきゃいけないし…。バスケだ
と他の3人も含めてサポートし合わないといけないし。恋になると3人がメイ
ンだけど、これから瑠衣や恭介もからんできて何かあるだろうし…。まだ言え
ない部分が多いですけど、みんながみんな関係して、より深くなっていければ
なと…。
――うんうん。
あなしん:
それぞれの乗り越えなきゃいけないこと、成長しなきゃいけないことがあると
して、恋愛もそうだけどそういうことを通して、特別な仲に育っていってほし
いし、描いていけたらなと思います。今までも仲良くしてるけど、もっと深い
ところでみんなが繋がれるように、深めていきたいです。
――おおお。すごい楽しみです。ぜひ、そこまで描ききってほしい!
あなしん:
頑張ります。
――最後に。4巻も描き下ろしたっぷりで、デザート4月号と連動の応募者全
員プレゼント用の描き下ろしもしてくれて、色々本当にありがとうございます。
あなしん:
いえいえ、こちらこそです。私は絵を描くのが好きなので、自分の絵をグッズ
にしてもらえるのはすごく嬉しいです。小さい頃、付録とかあるの嬉しかった
ので、自分の絵をポストカードや缶バッジにしてもらえるなんて、むしろ感激
してます。読者の方にも喜んでいただけたら嬉しいです。
――ではでは、そんな読者の皆さんにメッセージを。
あなしん:
読んでくださる方がいるからこそ、漫画を描けているので本当に感謝してます。
私は特に自分の作品に自信がない方なので、「感動しました」とか言っていた
だけると、もっと描こうと思えて頑張れます。これからも頑張りますので、応
援してください。よろしくお願いします!
――今日は、どうもありがとうございました!
『春待つ僕ら』4巻は2月12日(金)発売です。皆さんぜひ読んでください!
これからも応援よろしくお願いします!!
「春待つ僕ら」(4)
あなしん