「デザート」で活躍中の漫画家さんに、デビューからこれまでを伺うインタビューシリーズ。
今回、お話を伺ったのは、なんと『ひかえめに言っても、これは愛』⑧巻が発売されたばかりの藤ももさんです!
藤ももさんは、実は「デザート」では再デビュー。
なぜ、すでにデビューしていたのに「デザート」の新人まんが大賞に応募したのかーー
今回はそのきっかけも聞かせてくださいました。
最新⑧巻の貴重なお話とともに、ぜひご覧ください!
今回、お話を伺ったのは、なんと『ひかえめに言っても、これは愛』⑧巻が発売されたばかりの藤ももさんです!
藤ももさんは、実は「デザート」では再デビュー。
なぜ、すでにデビューしていたのに「デザート」の新人まんが大賞に応募したのかーー
今回はそのきっかけも聞かせてくださいました。
最新⑧巻の貴重なお話とともに、ぜひご覧ください!
一度リセットして、描きたいものと向き合った新人まんが大賞
ーー改めて、藤ももさんが漫画を描くようになったきっかけから教えてください
幼い頃から「少女漫画家になりたい」と思っていたのですが、そのことを忘れて大学生まで楽しく過ごしていて(笑)。でも、就職活動の時期になった時に本当にやりたいことは何かを考える時間があって、改めて少女漫画家を目指そうと決めました。まわりの友人たちがエントリーシートを書いているなか、私は漫画を描いては投稿したり、出版社に持ち込んだりと、まるで就職活動の一環のような形で漫画を描き始めたんです。
ーー「デザート」には、持ち込みや「DDD(デザート・デビュー・ドリーム)」※ではなく、最初から年に2回開催の新人まんが大賞に応募されたそうですね
はい、そうなんです。その頃、私はすでに他社でデビューしていたのですが、ネームがなかなか描けなかったり、描けても通らなかったりとあまりうまくいかず、だんだん何を描きたいのもわからなくなってしまっていて…。次第に担当さんとも疎遠になって、もう漫画家を辞めようか悩んでいた時期でした。ただ、やっぱり諦めもつかなくて。それなら一度完全にリセットして、最後に描きたいものを描き切って、それでもダメだったら違う生き方をしようと決めて「デザート」の新人まんが大賞に応募することにしたんです。
※毎月15日締め切りで開催されている、編集部主催の月励賞のこと
ーーそこで描いた作品が、単行本化されている『藤もも初期作品集』にも収録されている、『彼女たちのシンパシー』ですね。女の子同士の嫉妬も含めた複雑な友情が繊細に描かれていて、惹き込まれました! 投稿作を、恋愛ではないテーマで描かれたんですね

『彼女たちのシンパシー』
背水の陣で臨む気持ちだったので、当時の流行りや傾向は無視して、自分のなかにある描きたいものだけを形にしました。それに、「デザート」はそういう作品でも受け入れてくれるんじゃないかな…という、なんとなくの感覚もあったんだと思います。
ろびこ先生や丘上あい先生がヒット作を出される一方で、岩下慶子先生や馬瀬あずさ先生が新人としてどんどん活躍の場を広げていて、しかもまんが家であり小説家でもある折原みと先生も執筆されていたりと、少女まんが誌でありながら、その枠組みにとらわれない多様な題材をテーマに作品づくりをされている作家さんが連載されている印象を受けました。
褒められたことが強みを見つけるきっかけに
ーーそして、『彼女たちのシンパシー』で第29回デザート新人まんが大賞の佳作を受賞。即デビューが決まりましたが、そこから連載を勝ち取るまでに担当編集とはどんなやりとりを重ねたのでしょうか
初連載作品となる『恋わずらいのエリー』にも通じるのですが、恋をしたときのムラムラ感や体温があがる感じをテーマに読み切りを描いた時に、担当さんがめちゃくちゃ褒めてくれたんです。すごく嬉しくて、そういう方向性の作品をどんどん描いていった気がします。あと、短編が掲載された時の扉に担当さんが「好きになるとおかしくなる……」というキャッチをつけてくれたんです。それがすごく気に入って、自分のスローガンとして頑張っていた記憶があります(笑)。

「夏の暑さと恋の熱に浮かされて初めて知った
好きになるとおかしくなる……」
というリードがつけられた、藤ももさんの本誌初掲載作品『恋待ちひまわり』。
ーー担当編集者とは、藤ももさんにとってどういう存在でしょうか?
迷った時に「こっちだよ!」と、進むべき道を照らしてくれる灯台や、道標のイメージがあります。作品を作るうえで、いなくては困る大切なパートナーです。
ーー「デザート」の編集者にはどんなイメージがありますか?
とにかく熱量がすごい…! それは私が新人だった頃からで、最初は特に驚いた覚えがあります。どの媒体も編集者一人につき何人もの新人さんを担当しているはずなので、ネームを送ってもすぐには返ってこないことも多いんじゃないかと思うんです。でも「デザート」は私がネームを出す前から「どこまでできていますか?」という連絡がきて、一緒に作品を作ろうとしてくれていることが何より嬉しかったですね。
あと、デビュー後にしばらく描けなくなってしまった時期があったのですが、その時はちゃんと怒ってくれました。怒るって、相手に期待しているからこそだと思うので本当にありがたかったですし、その期待に応えたいと思うようになりました。
ーーその後、『発恋にキス』のシリーズ連載を経て、『恋わずらいのエリー』、『ひかえめに言っても、これは愛』と立て続けに大ヒット。いずれも”ときめき”と”笑い”のバランスがとても魅力的だと感じています。どうコントロールされているのでしょうか?
”ときめき8、笑いが2”のバランスで描くようにしています。私はついつい楽しいほうに流されがちで、そうしないと笑いの要素が増えちゃうんです(笑)。でも、私が描いているのは少女漫画なので、ときめき感をしっかり表現する、という点を大切にしています。前作のエリーは、もう少し笑いの比重が多かったかもしれないですね。
ーー作品制作にあたり、どんなものからインスピレーションを得ていますか?
いろいろあるのですが、例えばプライベートで出かけた時は、とにかくキョロキョロします(笑)。海辺の砂がどれくらいサラサラか、公園で掴んだ柵がどれくらい冷たいか、観覧車のなかって意外と温かいんだな…など、五感をできるだけ使ってインプットするようにしている感じです。
また、映画やドラマ、舞台など、「おもしろいよ」と勧められたものはなんでも観ますね。周囲に勧めたくなるくらい、人を魅了する力があるということだと思うので。なかでも、韓国ドラマは作画を意識していて観ていて、美しいキスシーンなどでは一時停止をすることもあります。あと、好きでよく観ているのは恋愛リアリティショーです。ノンフィクション寄りなので、照れた時に女の子がどこを向くかといったリアルな反応を勉強しています。
ーーそういったインプットの数々が、キャラクターに厚みを与えているんですね!
ついに⑧巻が発売! この先の理沙と禅は…?
ーー⑧巻が発売されたばかりの『ひかえめに言っても、これは愛』についても伺いたいのですが、最近のお話で、印象に残っているシーンを一つあげるならどこでしょう?
⑧巻に収録される30話です。初詣の後、お守りを届けることを口実に禅の家へ行った理沙が、「禅とイチャイチャしに来ました」と伝えたあとのお話なのですが、ここは何回直したかわからないくらい難航しました。

『ひかえめに言っても、これは愛』29話より
ーーどんなところが難しかったのでしょう?
私のなかにお話の展開として向かいたい方向があるのですが、それと“理沙ならどう動くか”というのはまったく別の話で、“理沙っぽい行動”がなかなか摑めなくて、筆が進まなくなってしまったんです。それを脱せたのは、担当さんに何時間も相談に乗ってもらったからでした。新しい自分の感情と向き合った理沙がどう動くのか、彼女の頭の中で起こっていることの解像度を上げていく作業に付き合ってもらったことで、無事に描き上げることができました。

『ひかえめに言っても、これは愛』30話より
ーーこの先の展開について、お話いただける範囲で見どころをお聞かせください
描きたいものはいろいろあるのですが、まだ全然決まってなくて(笑)。ただ、本作のテーマが“どんな時でも互いに一番の味方でいられるか”という部分なので、これから2人の絆が試されることになるのかなと思います。あと、キャラがどんどん増えてきていて、その子達も一緒に動かしていきたいなと思っているので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。
ーー私たち編集部もとても楽しみです! 最後になりますが、これからまんが家を目指す方へのアドバイスと読者のみなさんへのメッセージをいただけますでしょうか
これからまんが家を目指す方は、まずは自分の武器を探すのがいいんじゃないかなと思います。他の人と比べて、「こんなふうに絵がうまくなりたい」「こんなイケメンを描きたい」と感じることもあると思うんです。でも、それよりも自分だけの強みをしっかり伸ばした方が、最終的に自分の望むものを描けるようになると思います。
また、“描きたいものがある”ということも、とても大切だと感じています。私は審査員として投稿作を読ませていただくこともありますが、そういう作品はページを開いた瞬間に「あぁ、ここを描きたかったんだなぁ」とちゃんと伝わってくるんです。逆にいえば、たとえネームがしっかりしていなくても、そのページさえあれば「この方は、きっとまんがを描けるだろうな」とわかるというか。
強みや“描きたいもの”が見つけられていないという方は、少女まんがの場合は恋愛がメインのテーマになることが多いので、自分のなかのフェチをヒントにするといいんじゃないかなと思います。
そして何より感謝を伝えたい読者のみなさん。世の中にこんなにもたくさんの魅力的な漫画がある中で本作を読んでくださり、本当にありがとうございます。みなさんにとって、“ひか愛”でしか得られないエキスのようなものをお届けできたらいいなと願いながら、日々描いています。この先も張り切って描いていきますので、応援よろしくお願いいたします!
ーー今日はありがとうございました!

『ひかえめに言っても、これは愛』作品紹介ページ
『ひかえめに言っても、これは愛』1話試し読みはコチラ
ーー改めて、藤ももさんが漫画を描くようになったきっかけから教えてください
幼い頃から「少女漫画家になりたい」と思っていたのですが、そのことを忘れて大学生まで楽しく過ごしていて(笑)。でも、就職活動の時期になった時に本当にやりたいことは何かを考える時間があって、改めて少女漫画家を目指そうと決めました。まわりの友人たちがエントリーシートを書いているなか、私は漫画を描いては投稿したり、出版社に持ち込んだりと、まるで就職活動の一環のような形で漫画を描き始めたんです。
ーー「デザート」には、持ち込みや「DDD(デザート・デビュー・ドリーム)」※ではなく、最初から年に2回開催の新人まんが大賞に応募されたそうですね
はい、そうなんです。その頃、私はすでに他社でデビューしていたのですが、ネームがなかなか描けなかったり、描けても通らなかったりとあまりうまくいかず、だんだん何を描きたいのもわからなくなってしまっていて…。次第に担当さんとも疎遠になって、もう漫画家を辞めようか悩んでいた時期でした。ただ、やっぱり諦めもつかなくて。それなら一度完全にリセットして、最後に描きたいものを描き切って、それでもダメだったら違う生き方をしようと決めて「デザート」の新人まんが大賞に応募することにしたんです。
※毎月15日締め切りで開催されている、編集部主催の月励賞のこと
ーーそこで描いた作品が、単行本化されている『藤もも初期作品集』にも収録されている、『彼女たちのシンパシー』ですね。女の子同士の嫉妬も含めた複雑な友情が繊細に描かれていて、惹き込まれました! 投稿作を、恋愛ではないテーマで描かれたんですね

『彼女たちのシンパシー』
背水の陣で臨む気持ちだったので、当時の流行りや傾向は無視して、自分のなかにある描きたいものだけを形にしました。それに、「デザート」はそういう作品でも受け入れてくれるんじゃないかな…という、なんとなくの感覚もあったんだと思います。
ろびこ先生や丘上あい先生がヒット作を出される一方で、岩下慶子先生や馬瀬あずさ先生が新人としてどんどん活躍の場を広げていて、しかもまんが家であり小説家でもある折原みと先生も執筆されていたりと、少女まんが誌でありながら、その枠組みにとらわれない多様な題材をテーマに作品づくりをされている作家さんが連載されている印象を受けました。
褒められたことが強みを見つけるきっかけに
ーーそして、『彼女たちのシンパシー』で第29回デザート新人まんが大賞の佳作を受賞。即デビューが決まりましたが、そこから連載を勝ち取るまでに担当編集とはどんなやりとりを重ねたのでしょうか
初連載作品となる『恋わずらいのエリー』にも通じるのですが、恋をしたときのムラムラ感や体温があがる感じをテーマに読み切りを描いた時に、担当さんがめちゃくちゃ褒めてくれたんです。すごく嬉しくて、そういう方向性の作品をどんどん描いていった気がします。あと、短編が掲載された時の扉に担当さんが「好きになるとおかしくなる……」というキャッチをつけてくれたんです。それがすごく気に入って、自分のスローガンとして頑張っていた記憶があります(笑)。

「夏の暑さと恋の熱に浮かされて初めて知った
好きになるとおかしくなる……」
というリードがつけられた、藤ももさんの本誌初掲載作品『恋待ちひまわり』。
ーー担当編集者とは、藤ももさんにとってどういう存在でしょうか?
迷った時に「こっちだよ!」と、進むべき道を照らしてくれる灯台や、道標のイメージがあります。作品を作るうえで、いなくては困る大切なパートナーです。
ーー「デザート」の編集者にはどんなイメージがありますか?
とにかく熱量がすごい…! それは私が新人だった頃からで、最初は特に驚いた覚えがあります。どの媒体も編集者一人につき何人もの新人さんを担当しているはずなので、ネームを送ってもすぐには返ってこないことも多いんじゃないかと思うんです。でも「デザート」は私がネームを出す前から「どこまでできていますか?」という連絡がきて、一緒に作品を作ろうとしてくれていることが何より嬉しかったですね。
あと、デビュー後にしばらく描けなくなってしまった時期があったのですが、その時はちゃんと怒ってくれました。怒るって、相手に期待しているからこそだと思うので本当にありがたかったですし、その期待に応えたいと思うようになりました。
ーーその後、『発恋にキス』のシリーズ連載を経て、『恋わずらいのエリー』、『ひかえめに言っても、これは愛』と立て続けに大ヒット。いずれも”ときめき”と”笑い”のバランスがとても魅力的だと感じています。どうコントロールされているのでしょうか?
”ときめき8、笑いが2”のバランスで描くようにしています。私はついつい楽しいほうに流されがちで、そうしないと笑いの要素が増えちゃうんです(笑)。でも、私が描いているのは少女漫画なので、ときめき感をしっかり表現する、という点を大切にしています。前作のエリーは、もう少し笑いの比重が多かったかもしれないですね。
![]() 『発恋にキス』 |
![]() 『恋わずらいのエリー』 |
ーー作品制作にあたり、どんなものからインスピレーションを得ていますか?
いろいろあるのですが、例えばプライベートで出かけた時は、とにかくキョロキョロします(笑)。海辺の砂がどれくらいサラサラか、公園で掴んだ柵がどれくらい冷たいか、観覧車のなかって意外と温かいんだな…など、五感をできるだけ使ってインプットするようにしている感じです。
また、映画やドラマ、舞台など、「おもしろいよ」と勧められたものはなんでも観ますね。周囲に勧めたくなるくらい、人を魅了する力があるということだと思うので。なかでも、韓国ドラマは作画を意識していて観ていて、美しいキスシーンなどでは一時停止をすることもあります。あと、好きでよく観ているのは恋愛リアリティショーです。ノンフィクション寄りなので、照れた時に女の子がどこを向くかといったリアルな反応を勉強しています。
ーーそういったインプットの数々が、キャラクターに厚みを与えているんですね!
ついに⑧巻が発売! この先の理沙と禅は…?
ーー⑧巻が発売されたばかりの『ひかえめに言っても、これは愛』についても伺いたいのですが、最近のお話で、印象に残っているシーンを一つあげるならどこでしょう?
⑧巻に収録される30話です。初詣の後、お守りを届けることを口実に禅の家へ行った理沙が、「禅とイチャイチャしに来ました」と伝えたあとのお話なのですが、ここは何回直したかわからないくらい難航しました。

『ひかえめに言っても、これは愛』29話より
ーーどんなところが難しかったのでしょう?
私のなかにお話の展開として向かいたい方向があるのですが、それと“理沙ならどう動くか”というのはまったく別の話で、“理沙っぽい行動”がなかなか摑めなくて、筆が進まなくなってしまったんです。それを脱せたのは、担当さんに何時間も相談に乗ってもらったからでした。新しい自分の感情と向き合った理沙がどう動くのか、彼女の頭の中で起こっていることの解像度を上げていく作業に付き合ってもらったことで、無事に描き上げることができました。

『ひかえめに言っても、これは愛』30話より
ーーこの先の展開について、お話いただける範囲で見どころをお聞かせください
描きたいものはいろいろあるのですが、まだ全然決まってなくて(笑)。ただ、本作のテーマが“どんな時でも互いに一番の味方でいられるか”という部分なので、これから2人の絆が試されることになるのかなと思います。あと、キャラがどんどん増えてきていて、その子達も一緒に動かしていきたいなと思っているので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。
ーー私たち編集部もとても楽しみです! 最後になりますが、これからまんが家を目指す方へのアドバイスと読者のみなさんへのメッセージをいただけますでしょうか
これからまんが家を目指す方は、まずは自分の武器を探すのがいいんじゃないかなと思います。他の人と比べて、「こんなふうに絵がうまくなりたい」「こんなイケメンを描きたい」と感じることもあると思うんです。でも、それよりも自分だけの強みをしっかり伸ばした方が、最終的に自分の望むものを描けるようになると思います。
また、“描きたいものがある”ということも、とても大切だと感じています。私は審査員として投稿作を読ませていただくこともありますが、そういう作品はページを開いた瞬間に「あぁ、ここを描きたかったんだなぁ」とちゃんと伝わってくるんです。逆にいえば、たとえネームがしっかりしていなくても、そのページさえあれば「この方は、きっとまんがを描けるだろうな」とわかるというか。
強みや“描きたいもの”が見つけられていないという方は、少女まんがの場合は恋愛がメインのテーマになることが多いので、自分のなかのフェチをヒントにするといいんじゃないかなと思います。
そして何より感謝を伝えたい読者のみなさん。世の中にこんなにもたくさんの魅力的な漫画がある中で本作を読んでくださり、本当にありがとうございます。みなさんにとって、“ひか愛”でしか得られないエキスのようなものをお届けできたらいいなと願いながら、日々描いています。この先も張り切って描いていきますので、応援よろしくお願いいたします!
ーー今日はありがとうございました!

『ひかえめに言っても、これは愛』作品紹介ページ
『ひかえめに言っても、これは愛』1話試し読みはコチラ








