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待望の新連載スタート!『むせるくらいの愛をあげる』岩下慶子さんスペシャルインタビュー

22/10/24

待望の新連載スタート!『むせるくらいの愛をあげる』岩下慶子さんスペシャルインタビュー

ついに「デザート」12月号からスタートする岩下慶子さんの
新連載『むせるくらいの愛をあげる』
文字数の関係で、本誌掲載のインタビュー記事では、
あえなく削除した分もすべてコチラに掲載しちゃいます!
ストーリーやキャラクターの話はもちろん、初期設定など、
岩下さんに伺った本作がさらに楽しくなるお話の数々、ぜひご覧ください♥

お話ができるまで、どんな経緯がありましたか?

前作『リビングの松永さん』の連載が終わってしばらくした頃、別冊「Blue」の表紙を描いたことが、本作のきっかけになりました。その時のリクエストが、“ちょい悪系男子”で、イラストを何点か描いたのですが、楽しくて(笑)。こういう男の子たちがたくさん登場する設定を考えた時に、YouTuberやアイドルといった案も考えたのですが、最終的にヒーローをバンドマンにするイメージが湧きました。



▲(左)2021年11月発売の「デザート」1月号の別冊付録「Blue」の表紙イラスト。
(右)『むせるくらいの愛をあげる』に登場するキャラクターのビジュアル案。



タイトルもとても印象的ですね

担当さんと一緒にお互い候補を出し合ったのですが、最終的には、100個以上の案があったと思います(笑)。漠然と、気持ちが上がるタイトルにしたいと思っていたのですが、担当さんに「今回の作品は恋よりも愛だよね」という感想をもらって。タイトルにも愛という言葉を入れることにしました。「人生を通して必要不可欠な相手」、「相手の存在自体を愛でたいと思う気持ち」といったニュアンスを込めています。



▲「デザート」12月号掲載の1話目の扉はコチラ♥


本作の主人公、ひばりとガクについても教えてください。

ひばりは違うと思ったことにはきちんと反論して、自分の意見を言える子にしたいなと思っていました。それと、ちょっとひねくれた子。それは、私自身のなかに「なかなか素直になれない女子を愛でたい」、という気持ちがあるからです。



▲ひばりの初期設定をチラ見せ!


ガクについては…かなり難航しました(笑)。私は、「この男の子に恋をしている」という想いがないと描けないタイプなので、しばらく模索が続きました。でも、ある時に担当さんから「キャラのことは忘れて、自由に落書きしてみたら?」と言われて。一度、肩の力を抜いて描いたことでガクのイメージが固まっていきました。



▲ガクの初期設定をチラ見せ!


本作では、舞台が美大ですね!

はい、そうなんです。新連載の打ち合わせ中に担当さんから「中高生が憧れるような大学生」と、「美大」を描いてほしいという話をもらっていました。私自身が美大出身ということもあって、いつか描きたい舞台ではあったのですが、このタイミングになるとは自分でも予想外でした(笑)。

美大って個性的な人で溢れていて、みんなおしゃれで…っていうイメージが一般的じゃないかなと思うのですが、実際はみんながみんなそうではなくて。おしゃれな子、とんがっている子もいれば、ごく普通の子たちもたくさんいる世界なんですよね。その部分も描きたいと思っています。


ひばりとガクの名前はどうやって決めたのでしょう?

『リビングの松永さん』のときは姓名判断で決めたりしたのですが、今回はわりと自由につけています。こだわったポイントは、主人公たちの苗字。ひばりは赤西なので「赤」、ガクは蒼生(そうせい)なので「蒼」と、色を表す文字を苗字に入れました。
名前は、ヒーローはかっこいいイメージがいいなと思って調べているうちに、「楽」しい「空」と書いてガク(楽空)という名前が候補に出てきて、ピンときて決めました。
ひばりはフォローしているインスタグラマーのお嬢さんの名前からです。響きが素敵なので、次の作品の主人公は絶対に「ひばり」にしようと前々から決めていました。


見どころを教えてください! ※ネタバレあり!※

やっぱりヒーローであるガクの色気です! 前作は“大人と高校生の健全な恋”だったので、今作では、そこから一歩踏み込んだ関係を描きたいと思っています。
ひばりもガクも大学生。二人とも、大人の世界をある程度知ってきている年齢だからこその盛り上がりや、接触系のトキメキもしっかり描いていきたいと思っています。

それと、実は最後の最後までガクと並んでヒーロー候補に残っていたもう一人の男の子がいるのですが、彼も近々登場させる予定です。ガクとはまた一味違うイケメンなのでお楽しみに!


読者のみなさんへ

お久しぶりです! 新連載で緊張しているのですが、早くみなさんの感想が聞きたいです。今回は大学生同士だからこその、ドキドキするようなシーンも描いていきたいと思っているので、ぜひ2人と一緒に恋をしている気分で読んでいただけたら嬉しいです!




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