「デザート」で活躍中の漫画家さんにデビューからこれまでを語るマンガ家志望の方と
マンガ好きのみなさんに贈るインタビューシリーズ第3弾!
今回は、「デザート新人まんが大賞(3月末・9月末〆切)」でデビュー&初の単行本
『ヒロくんが先生』が大好評発売中の天倉ふゆさんと担当編集のミッティに
インタビュー。デビューから初の単行本発売まで、猛スピードでステップアップを
してきた裏側には、天倉さんならではの“ルール”がありました。
投稿者も天倉さんファンも必読の「夢や目標を叶えるヒント」がもらえるかも!?
(取材・文/デザート新人賞 事務局)
――今日は天倉さんの軌跡とこれからについて、いろいろと伺いたいと
思っています。どうぞよろしくお願いします!
天倉さん:
こういうインタビューははじめてで緊張しますが、よろしくお願いいたします!
――いきなりですが、昨年末にご自身にとって初となる単行本『ヒロくんが先生』が
出ましたね! おめでとうございます!!
キャラクターたちの表情やしぐさ一つとっても胸キュンシーンが満載で、
まさに天倉さんの魅力全開の一冊だなと感じました。
天倉さん:
ありがとうございます。ほっとしました(笑)。
ただ…個人的には自分が立てた目標を一つ達成しただけなんです。
――え!? それってどういうことですか?
天倉さん:
実は投稿をはじめたときに、決めたことがありました。
自分には飽きっぽいところがあるなと思っていたので、気持ちが熱しているうちに
“単行本を出すまではとにかく突っ走ろう”って決意していたんです。
なので、投稿から単行本を出すまでが1つの目標でした。
――最初の段階からデビューのその先、“単行本”の発売を見据えて
動いていたとは驚きです…!
天倉さん:
決めたからには、目標を叶えるまでは立ち止まらずに、話をどんどん考えて
ネームもどんどん送って…というのをとにかくやり続けようって、自分に
課していました。
――初投稿からデビューまでは半年足らず。単行本発売までは約2年ですが、
実感として目標を達成するまでの期間はイメージ通りでしたか?
天倉さん:
投稿期間は1か月に1本のペースで描いていたので、デビューまではあっと
いう間で、とても短く感じました。でも単行本を出すまでは長く感じましたね。
自分の中では未熟なままデビューしてしまったと思っていたので、課題が山積みで…。
それをひとつひとつ超えていかなければならなかったので、長く感じたのかも
しれません。
恥をかいてもいい投稿時代に、もっともっと練習や勉強しておけば良かったと
思っていますし、投稿時代の練習はとても大事だったなと今更ながら実感しています。
――私からすると、1か月に1本のペースで作品を仕上げて投稿する、
というだけでもすごいことのように思えるのですが…
担当編集:
実際、とても早いペースだと思います。天倉さんが言うように、当時、確かに
1か月に1作品が編集部に送られてきていて、その段階から「この人はやる気
がある…!」と思っていましたね。
――『ヒロくんが先生』を私も読ませていただきましたが、キャラクターの
表情や動きに最初から最後までキュンキュンさせられっぱなしでした♥
特に魅力的だったのが4人の女の子たち。どの子も色気があって、
目が離せませんでした!
天倉さん:
ありがとうございます(笑)。“色気”のある絵だということは、
最近、いろんな方からも言っていただけるのですが、自分の個性なんだと
受け入れられたのは、実は最近。全然“得意”という意識もなくて、
いまも試行錯誤しているところなんです。
――天倉さんの絵にかなり胸キュンしていた私からすると、それは意外です…!
では、自分の個性に気づいたきっかけはなんだったんですか?
天倉さん:
最初に私の絵に色気があると言ってくれたのは、いまの担当さんなんです。
デザートに初めて投稿したときに「天倉さんの描くラブシーンには色気があるから、
それを武器に作品を作っていったほうがいい」と言われました。
ただ、私自身は男女のラブシーンって描くのを苦手に感じていて…。
「色気出てるのかな」って感じでした(笑)。
担当編集:
最初からラブシーンを描くのは恥ずかしがっていましたよね(笑)。でも、私から
見ると女の子のドキドキした表情や、やわらかな身体の線がすごく色っぽい。
色気のあるシーンこそ天倉さんの魅力が引き立つと思いました。
天倉さん:
もともと女の子を描くこと自体は好きでしたが、その絵に“色気”を感じて
もらえるというのは思ったことがなかったですね。これは投稿したからこそ、
気づけたポイントだったと思います。
――そうだったんですね…! 自分の武器が“絵の色気”だと認識してから
意識していることはありますか?
天倉さん:
見せ方もすごく考えるようになりました。たとえば女性キャラクターを描くときは、
太ももの太さやおしりの大きさ、胸のカップ数まで決めるんです。その子が脚が
成長した子だったら下からあおるようなカットをドキドキシーンに持ってきたり…。
“この体型はどういうふうに見せると読者の人がドキドキするか”という
ことを考えながら、キャラクターの体型にあったシーンを作っています。
――なるほど。読んでいて彼女たちに「ドキッ」とさせられたのも納得です!
天倉さん:
さっきも言いましたけど、まだまだ試行錯誤してます。でも単純に、プロである
担当さんの感想やアドバイスを聞いて次に活かせば、必ず前よりもいい
作品が作れると思うんですよね。
――色気のある女の子に加えて、『ヒロくんが先生』を読んでいてドキドキした
要因の一つが、4組の幼なじみカップルの距離感にあるように感じたのですが、
これはどうでしょう?
天倉さん:
たとえば初対面の人同士が近づいてドキドキする距離感ってあると思うんですけど、
「これが幼なじみだったらどうなんだろう? ドキドキする距離なのかな?」とか、
「幼なじみにもいろんなかたちがあるけれど、この2人の関係性ならばどうかな?」
とか、そういう幼なじみの2人だからこその距離感や、繊細な心の揺れを描いて
みたいなとは思っていました。
担当編集:
幼なじみってもう出来上がっている関係ですよね。だからやっぱりこれも
キーワードは“色気”なんです。
天倉さんの魅力がいかせる“近い距離感”や“密着シーン”を描きやすい
というのも、自然と“幼なじみ”がテーマになった大きな理由だと思いますよ。
――なるほど。自身の強みを最大限にいかせる設定やテーマにたどり着い
たことがデビュー、そして単行本への近道だったのかもしれませんね!
――お話をうかがっていると、単行本という目標を達成するために、
一つ一つの小さな課題を着実にクリアされていってますよね。
先ほど、投稿を始めた頃は1か月に1作品を編集部に送っていたという話も
ありました。ご自身では「飽きっぽい」とおっしゃっていましたが、
むしろかなりストイックだなあと思うのですが(笑)。
天倉さん:
ひと月に1作品送っていたのは、とにかく名前を覚えてもらいたかったから
です(笑)。投稿のスピード感も含め、そういう部分でも
どんどん自分をアピールしなきゃと思っていました。
それに当時から、デザートに載っている漫画はどれも個性的で、デザートはきっと
作家さんたちの「伸びしろ」を見てくれてる編集部なんだろうなと思っていたんです。
だから、改善点としてあげられていた問題を次にどうクリアしてきたか、
以前よりもどれくらい成長したかをアピールすることが重要だなと。
そして、育てればちゃんと伸びていく作家だということを見せなきゃと
思って、作品づくりをしてきました。
担当編集:
こういう意識の高さは天倉さんのすごいところだと思うと同時に、
成長の早さも納得だなと思いましたね。
実は『ヒロくんが先生』も、読み切りから単行本化されるにあたって、
かなり絵を直しています。半分以上直した作品もあるんですよ(笑)。
――半分以上ですか!? それはすごい!
でもそれだけ丁寧に作品づくりをされているということですよね。
天倉さん:
作家としてデビューしてから、過去の作品を見返す機会が増えました。
それは、そこでの気になったことを次に活かしたいという思いからです。
でも、正直これが本当に辛い作業で…(笑)
――過去の自分と向き合う作業ですもんね。でもそれは、もっともっとマンガが
うまくなりたい、という前向きな気持ちの表れですよね。
今日、お話を聞いていて、初投稿のときに決めた“単行本が出るまでは
突っ走って投稿し続ける”という強い決意と、編集者からの言葉をどんどん
受け入れて自分の魅力に昇華していく柔軟さ、そういったことがデビュー、
そして単行本『ヒロくんが先生』につながったんだなということが
よくわかりました!
ちなみに次なる目標を教えてください!
担当編集:
それはもう連載でしょう(笑)!
天倉さん:
そうですね…(笑)。まずは、担当さんが魅力だと言ってくれている
“色気”をさらにパワーアップさせた作品を作りたいです!
細かいところでいうと、『ヒロくんが先生』で登場するのは、まっすぐで
ピュアな子たちばかりだったので、次は、毒はあるけど憎めないキャラクターを
描きたいなとも思っています。
――決めた目標は確実にクリアしてステップアップしてきた天倉さんだけに、
次回作もすごく楽しみですね! それでは最後にデビューを目指す
投稿者の方、そして読者の方に向けてメッセージをお願いします!
天倉さん:
単行本を出す事が出来たのは、デビュー前から支えていただいてる
担当さんをはじめ、たくさんの方が力を貸してくださったからだと思っていて、
感謝でいっぱいです!
デザートの新人まんが大賞は、編集部の方やプロの漫画家さんに自分の
描きたい作品を見てもらうことで、自分の描きたい作品がどうしたら読む人に
もっと楽しんでもらえるかアドバイスをもらえるすごくいいチャンスだと思います。
私もそのチャンスを頂けた一人なので、これから漫画家を目指したい方に
ぜひ挑戦してほしいです!
――今日はありがとうございました! 次回作も楽しみに待っています!!
〆切は年2回(3月末・9月末)!!
作品募集中!!!!!
毎月開催! 一緒に育てる新人賞!!
マンガ好きのみなさんに贈るインタビューシリーズ第3弾!
今回は、「デザート新人まんが大賞(3月末・9月末〆切)」でデビュー&初の単行本
『ヒロくんが先生』が大好評発売中の天倉ふゆさんと担当編集のミッティに
インタビュー。デビューから初の単行本発売まで、猛スピードでステップアップを
してきた裏側には、天倉さんならではの“ルール”がありました。
投稿者も天倉さんファンも必読の「夢や目標を叶えるヒント」がもらえるかも!?
(取材・文/デザート新人賞 事務局)
投稿前から決めていた“単行本を出す”!
――今日は天倉さんの軌跡とこれからについて、いろいろと伺いたいと
思っています。どうぞよろしくお願いします!
天倉さん:
こういうインタビューははじめてで緊張しますが、よろしくお願いいたします!
――いきなりですが、昨年末にご自身にとって初となる単行本『ヒロくんが先生』が
出ましたね! おめでとうございます!!
キャラクターたちの表情やしぐさ一つとっても胸キュンシーンが満載で、
まさに天倉さんの魅力全開の一冊だなと感じました。
天倉さん:
ありがとうございます。ほっとしました(笑)。
ただ…個人的には自分が立てた目標を一つ達成しただけなんです。
――え!? それってどういうことですか?
天倉さん:
実は投稿をはじめたときに、決めたことがありました。
自分には飽きっぽいところがあるなと思っていたので、気持ちが熱しているうちに
“単行本を出すまではとにかく突っ走ろう”って決意していたんです。
なので、投稿から単行本を出すまでが1つの目標でした。
――最初の段階からデビューのその先、“単行本”の発売を見据えて
動いていたとは驚きです…!
天倉さん:
決めたからには、目標を叶えるまでは立ち止まらずに、話をどんどん考えて
ネームもどんどん送って…というのをとにかくやり続けようって、自分に
課していました。
――初投稿からデビューまでは半年足らず。単行本発売までは約2年ですが、
実感として目標を達成するまでの期間はイメージ通りでしたか?
天倉さん:
投稿期間は1か月に1本のペースで描いていたので、デビューまではあっと
いう間で、とても短く感じました。でも単行本を出すまでは長く感じましたね。
自分の中では未熟なままデビューしてしまったと思っていたので、課題が山積みで…。
それをひとつひとつ超えていかなければならなかったので、長く感じたのかも
しれません。
恥をかいてもいい投稿時代に、もっともっと練習や勉強しておけば良かったと
思っていますし、投稿時代の練習はとても大事だったなと今更ながら実感しています。
――私からすると、1か月に1本のペースで作品を仕上げて投稿する、
というだけでもすごいことのように思えるのですが…
担当編集:
実際、とても早いペースだと思います。天倉さんが言うように、当時、確かに
1か月に1作品が編集部に送られてきていて、その段階から「この人はやる気
がある…!」と思っていましたね。
最大の武器“色気”は苦手分野!?
――『ヒロくんが先生』を私も読ませていただきましたが、キャラクターの
表情や動きに最初から最後までキュンキュンさせられっぱなしでした♥
特に魅力的だったのが4人の女の子たち。どの子も色気があって、
目が離せませんでした!
天倉さん:
ありがとうございます(笑)。“色気”のある絵だということは、
最近、いろんな方からも言っていただけるのですが、自分の個性なんだと
受け入れられたのは、実は最近。全然“得意”という意識もなくて、
いまも試行錯誤しているところなんです。
――天倉さんの絵にかなり胸キュンしていた私からすると、それは意外です…!
では、自分の個性に気づいたきっかけはなんだったんですか?
天倉さん:
最初に私の絵に色気があると言ってくれたのは、いまの担当さんなんです。
デザートに初めて投稿したときに「天倉さんの描くラブシーンには色気があるから、
それを武器に作品を作っていったほうがいい」と言われました。
ただ、私自身は男女のラブシーンって描くのを苦手に感じていて…。
「色気出てるのかな」って感じでした(笑)。
担当編集:
最初からラブシーンを描くのは恥ずかしがっていましたよね(笑)。でも、私から
見ると女の子のドキドキした表情や、やわらかな身体の線がすごく色っぽい。
色気のあるシーンこそ天倉さんの魅力が引き立つと思いました。
天倉さん:
もともと女の子を描くこと自体は好きでしたが、その絵に“色気”を感じて
もらえるというのは思ったことがなかったですね。これは投稿したからこそ、
気づけたポイントだったと思います。
――そうだったんですね…! 自分の武器が“絵の色気”だと認識してから
意識していることはありますか?
天倉さん:
見せ方もすごく考えるようになりました。たとえば女性キャラクターを描くときは、
太ももの太さやおしりの大きさ、胸のカップ数まで決めるんです。その子が脚が
成長した子だったら下からあおるようなカットをドキドキシーンに持ってきたり…。
“この体型はどういうふうに見せると読者の人がドキドキするか”という
ことを考えながら、キャラクターの体型にあったシーンを作っています。
――なるほど。読んでいて彼女たちに「ドキッ」とさせられたのも納得です!
天倉さん:
さっきも言いましたけど、まだまだ試行錯誤してます。でも単純に、プロである
担当さんの感想やアドバイスを聞いて次に活かせば、必ず前よりもいい
作品が作れると思うんですよね。
担当編集: …と、天倉さんは言っていますが、アドバイスを聞いて次に活かすって 簡単なようでいて、難しい。 最初の投稿の時、確かに私は天倉さんに“絵の色気が強み”だと伝えましたが、 デビューを決めた「第36回 新人まんが大賞」は初投稿の数か月後。 そのわずかな期間で天倉さんの強みが存分に盛り込まれた作品を仕上げて きてくれました。 これは、天倉さんのステップアップしたい、という意識の賜物だと思います。 |
年に2回、3月と9月に開催している デザートのまんが賞。優秀賞以上で デビューと、デビューへの道が近い! また、ステップ賞以上の方全員に 担当編集者がつきます。 審査員には 葉月かなえさん『好きっていいなよ。』 ろびこさん『僕と君の大切な話』 など、豪華連載陣がズラリ! 次回の〆切は2017年3月31日! まだ間に合うので、 ぜひこちらからCheckを★ |
自分の武器を生かす題材探し
――色気のある女の子に加えて、『ヒロくんが先生』を読んでいてドキドキした
要因の一つが、4組の幼なじみカップルの距離感にあるように感じたのですが、
これはどうでしょう?
天倉さん:
たとえば初対面の人同士が近づいてドキドキする距離感ってあると思うんですけど、
「これが幼なじみだったらどうなんだろう? ドキドキする距離なのかな?」とか、
「幼なじみにもいろんなかたちがあるけれど、この2人の関係性ならばどうかな?」
とか、そういう幼なじみの2人だからこその距離感や、繊細な心の揺れを描いて
みたいなとは思っていました。
担当編集:
幼なじみってもう出来上がっている関係ですよね。だからやっぱりこれも
キーワードは“色気”なんです。
天倉さんの魅力がいかせる“近い距離感”や“密着シーン”を描きやすい
というのも、自然と“幼なじみ”がテーマになった大きな理由だと思いますよ。
――なるほど。自身の強みを最大限にいかせる設定やテーマにたどり着い
たことがデビュー、そして単行本への近道だったのかもしれませんね!
最初の一歩は名前を覚えてもらうこと!
――お話をうかがっていると、単行本という目標を達成するために、
一つ一つの小さな課題を着実にクリアされていってますよね。
先ほど、投稿を始めた頃は1か月に1作品を編集部に送っていたという話も
ありました。ご自身では「飽きっぽい」とおっしゃっていましたが、
むしろかなりストイックだなあと思うのですが(笑)。
天倉さん:
ひと月に1作品送っていたのは、とにかく名前を覚えてもらいたかったから
です(笑)。投稿のスピード感も含め、そういう部分でも
どんどん自分をアピールしなきゃと思っていました。
それに当時から、デザートに載っている漫画はどれも個性的で、デザートはきっと
作家さんたちの「伸びしろ」を見てくれてる編集部なんだろうなと思っていたんです。
だから、改善点としてあげられていた問題を次にどうクリアしてきたか、
以前よりもどれくらい成長したかをアピールすることが重要だなと。
そして、育てればちゃんと伸びていく作家だということを見せなきゃと
思って、作品づくりをしてきました。
担当編集:
こういう意識の高さは天倉さんのすごいところだと思うと同時に、
成長の早さも納得だなと思いましたね。
実は『ヒロくんが先生』も、読み切りから単行本化されるにあたって、
かなり絵を直しています。半分以上直した作品もあるんですよ(笑)。
――半分以上ですか!? それはすごい!
でもそれだけ丁寧に作品づくりをされているということですよね。
天倉さん:
作家としてデビューしてから、過去の作品を見返す機会が増えました。
それは、そこでの気になったことを次に活かしたいという思いからです。
でも、正直これが本当に辛い作業で…(笑)
――過去の自分と向き合う作業ですもんね。でもそれは、もっともっとマンガが
うまくなりたい、という前向きな気持ちの表れですよね。
今日、お話を聞いていて、初投稿のときに決めた“単行本が出るまでは
突っ走って投稿し続ける”という強い決意と、編集者からの言葉をどんどん
受け入れて自分の魅力に昇華していく柔軟さ、そういったことがデビュー、
そして単行本『ヒロくんが先生』につながったんだなということが
よくわかりました!
ちなみに次なる目標を教えてください!
担当編集:
それはもう連載でしょう(笑)!
天倉さん:
そうですね…(笑)。まずは、担当さんが魅力だと言ってくれている
“色気”をさらにパワーアップさせた作品を作りたいです!
細かいところでいうと、『ヒロくんが先生』で登場するのは、まっすぐで
ピュアな子たちばかりだったので、次は、毒はあるけど憎めないキャラクターを
描きたいなとも思っています。
――決めた目標は確実にクリアしてステップアップしてきた天倉さんだけに、
次回作もすごく楽しみですね! それでは最後にデビューを目指す
投稿者の方、そして読者の方に向けてメッセージをお願いします!
天倉さん:
単行本を出す事が出来たのは、デビュー前から支えていただいてる
担当さんをはじめ、たくさんの方が力を貸してくださったからだと思っていて、
感謝でいっぱいです!
デザートの新人まんが大賞は、編集部の方やプロの漫画家さんに自分の
描きたい作品を見てもらうことで、自分の描きたい作品がどうしたら読む人に
もっと楽しんでもらえるかアドバイスをもらえるすごくいいチャンスだと思います。
私もそのチャンスを頂けた一人なので、これから漫画家を目指したい方に
ぜひ挑戦してほしいです!
――今日はありがとうございました! 次回作も楽しみに待っています!!
〆切は年2回(3月末・9月末)!!
作品募集中!!!!!
毎月開催! 一緒に育てる新人賞!!
作家名:天倉ふゆ
出身地:新潟県
血液型:O型
★デビューまでの軌跡
はじめての投稿:2014年3月
第174回「デザート・デビュー・ドリーム」
デザートへの投稿回数:6回
デビュー:2014年冬 第36回デザート新人賞優秀賞「白衣コンプレックス」
★使っている道具
ペン先:
主線:Gペン(ゼブラ)
髪・目:Gペン、丸ペン(ゼブラ)、HI-TEC-C
背景:丸ペン、HI-TEC-C
ホワイト:ペン修正液、ミスノン、サクラクレパスカラー(白)
枠線:PROCKEY(細字)
消しゴム:AIR-IN(何でも使います)
出身地:新潟県
血液型:O型
★デビューまでの軌跡
はじめての投稿:2014年3月
第174回「デザート・デビュー・ドリーム」
デザートへの投稿回数:6回
デビュー:2014年冬 第36回デザート新人賞優秀賞「白衣コンプレックス」
★使っている道具
ペン先:
主線:Gペン(ゼブラ)
髪・目:Gペン、丸ペン(ゼブラ)、HI-TEC-C
背景:丸ペン、HI-TEC-C
ホワイト:ペン修正液、ミスノン、サクラクレパスカラー(白)
枠線:PROCKEY(細字)
消しゴム:AIR-IN(何でも使います)